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2011年10月

2011年10月15日 (土)

天皇杯2回戦(ジェフ千葉vsデッツォーラ島根)

中国リーグで並居るライバルを圧倒し優勝を決めたデッツォーラ島根が関東にやってきた。
同じ山陰の県としてサッカー事情も気になるし頑張ってほしい。
わずかなジャイアントキリングの可能性に期待してフクアリへ向かった。

ジェフ千葉 1-0 デッツォーラ島根

どうやら千葉は控えクラスのメンバーを揃えてきた。
そのせいもあるか前半の千葉はあまりにも攻撃の形がつくれなかった。
島根は前線からしっかり守備をするし、パスコースを消すと千葉は考えながらプレーをしているのがよくわかり、攻撃のリズムが生まれない。
ディフェンスラインからも長いボールを蹴ってくるが、ことごとくラインを割ってしまう。

一方島根はサイドからのクロス、セットプレーで決定的なチャンスを作った。
得点には至らなかったが島根の方がボールをつないで攻撃の形が見えたし、千葉の不甲斐なさもあってか安心して見ていられる前半だった。

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後半は千葉のサイド攻撃が活性化した。
1対1の場面で優位に立ちクロスが上がるようになったり、切り返して中に切れ込む動きが前半より随分増えた。
前半の終了間際からその傾向が見えていたが、その流れのままに波状攻撃で島根を圧倒していく。
島根がどこまで我慢できるか、失点も時間の問題か・・。

島根はカウンター攻撃でクロスに飛び込んだ時にFW空山が負傷。
一時的に10人になったが、まさにその時間帯に失点してしまった。
至近距離のシュートを2度跳ね返したが、こぼれ球が千葉の藤本の下に転がり勢いよく打ち込まれた。

千葉は先制すると、攻撃の手をゆるめバランスを取り試合を落ち着かせようとした。
そんな格上の戦いをする千葉相手に島根の反撃も及ばず、1-0のまま試合は終わった。

デッツォーラ島根は中国リーグの戦跡を見ると、攻撃力>守備力というイメージだったが、Jチーム相手に1失点に抑えたように、守備の健闘も光った。
決定的チャンスも作り、得点もあと1歩だった。
前線には隅田や平田といった元Vファーレン長崎の選手もいて、要所にJFL経験があって力のある選手がいる。

さらにボランチの2人がバランスを取り、ボールをよく拾っていたのが印象的。
幸野屋と田平。この2人もそれぞれ長崎、三菱水島に所属した元JFLプレーヤーだ。
たった1度、笠岡で三菱水島の試合を見たことがある。
その試合でも田平はテクニックがあり、存在感を放っていた記憶がある。
この千葉戦でも中盤でボールを受けると相手をいなしてドリブル突破をするなど、うまいなぁと思わせる選手だった。
地元島根出身というのも嬉しい。

先日観戦した関東リーグ2部で苦戦するSC相模原と比べてもやりたいサッカーの形ができあがっているのではないかと思わされた。
サポーターは決して多くないかもしれないが、デッツォーラ島根はJFL昇格も夢じゃない、期待を持たせてくれるチームだ。

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余談だが、千葉のレギュラー選手はほとんどベンチ外だったけれども、ファン・ゲッセルやオーロイが家族を連れて観戦に来てる様子を見かけた。
休日の家族サービスさながらにベビーカーを持ってるファン・ゲッセルが微笑ましかった。
オーロイは一足早く車を運転して帰宅する姿を見かけた。
そしてサポーターに向かって手を振りながら笑顔で去っていく。
あの巨体ながら外車じゃなくて、普通に日本車に乗っているのがなんだか不思議な光景だった。。

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2011年10月10日 (月)

天皇杯2回戦(川崎フロンターレvsアルテ高崎)

川崎フロンターレ 2-1(延長) アルテ高崎

想像以上のアルテ高崎の大健闘。
JFL下位に沈もうが、J1相手に高いモチベーションで望む一発勝負ではそんなこと関係ない。
そんな天皇杯の醍醐味を感じた試合だった。

前半0-0は十分想定できた。
高崎は守備を固めしっかり網をはる。
そこに川崎のパス回しはひっかかる。
深い位置まで攻め込むが、クロスボールは跳ね返される。
あげくの果てには1対1の球際でも勝ってしまう場面があり驚いてしまった。
川崎の選手にしてみればJFL相手で気持ちが入りにくいのはわかるが、ちょっと情けなかった。

それでも後半ようやく川崎が先制。
素早いリスタートで高崎のスキを突いた得点だった。
ここは川崎が格上らしさを見せた。

これで試合は落ち着き、高崎の選手の集中の糸が切れ大量失点もあるかと思いきや・・。
8分後すぐさま同点に追いついた。
キーパーがはじいたボールを押し込んだ泥くさいゴールだったが、あまりにも大きい1点だった。
高崎のカウンターは試合を通じてそれほど精度は高くなかったけど、数少ないチャンスをものにできた。
これが高崎に勇気を与え、川崎にとっては再び難しい試合となってしまった。

それでも川崎が90分で試合を決着つけるべく決勝点を取るんじゃないかという気がしていた。
しかし80分を越えた頃でも高崎の選手の足は止まらなかった。
むしろ川崎の選手が動けなくなり、高崎はあわや得点のシーンも作った。
高いモチベーションからか90分間自然に体が動いているかのように見えた。

川崎のシュート数は相当なものだったが、なかなか枠に飛ばない。
ペナルティーエリア内のシュートもことごとくシュートブロックしてみせた。
高崎が想像以上の粘りを見せた結果が延長戦。

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延長前半は高崎の動きがさすがに落ちた。
何度かピンチをしのいだものの、14分ついに失点。
川崎の中では試合を通じて中盤をよく動き回りボールを運んでいた田坂。
彼にプレッシャーをかけられず中盤をドリブルで独走され、ミドルシュートを放つと綺麗な軌道を描いてゴールに吸い込まれたのがよく見えた。

高崎に反撃する力は残っておらず、あとは川崎が落ち着いた試合運びで締めくくった。

川崎はリーグ戦で長く勝てない時期が続いていたが、その不振を象徴するような試合になってしまった。
細かいパス回しは一手間も二手間も多いように見え、しっかり守備の網をはった高崎の格好の餌食になっているように見えた。
最後は勝てばそれでいい。そんなスタジアムの雰囲気だった。

高崎にとっては自信の付く試合になったんじゃないだろうか。
こういう力があることを見せられるとチームの魅力も高まり、いい選手も入ってきたりするんじゃないだろうか。
それにJFLの残留もまだ決まっていないし。
個人的に残留してほしいとかそんな肩入れは特にないけど、降格したらしたで寂しい気分になる。
ガイナーレも簡単には勝てなかったけど、J参入を決めた相手でもあったし。

久々にアルテ高崎の存在感を感じることができた試合だった。

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2011年10月 3日 (月)

J2第30節(湘南ベルマーレvsガイナーレ鳥取)

湘南ベルマーレ 0-1 ガイナーレ鳥取

運良く先制できたけど、1-0のまま終わることはないだろうと誰もが思ったはず。

案の定後半、湘南は鋭いシュートを嫌というほど浴びせてきた。
後半は本当に長かった。
でも80分過ぎても1-0のままだったから、今日は勝ち運があるんじゃないかと思い始めた。
そしてその後の大ピンチも奇跡と思えるくらい失点にならなかった。
アディショナルタイム5分もうんざりする位長かったけど、湘南も最後は攻め急いだか凌ぎきることができた。
一度もゴールを割らせることなく、完封勝利!

もういちど試合をしたら同じ結果で勝てるとは思えない。
前半の失点につながりそうなミスも見逃してくれた。
後半は何度かフリーでシュートを打たれ、いつ点を取られてもおかしくなかった。
やっぱり苦手のセットプレーやクロスボールから相手に合わせられピンチも多かった。

そんなふうに後半は特に力の差があるなと思ったけど、この連戦の中、先制したことは大きい。
それで後半は選手も自陣でボールに必死で食らいつき、運も味方に付き有利に立てたことは間違いない。
ここ最近先制している試合も増えていたから、こんな幸運な試合もたまにはあっていい。
とにかく勝ててよかった!
JFL時代からお世話になり続けた湘南はJに上がっても本当にやさしいね。。

6試合ぶりの勝利が12試合ぶりの完封とは意外だった。
そんなに失点しつづけていたとは。。
でも前の岐阜戦の勝利の前は5試合連続無得点だったし、勝つ時には何か節目が必要なのだろう。

無失点に抑えられる守備陣、ハメドを軸に周りの選手がボールに絡めるような攻撃で点が取れるようになれるのが今年の最終形ではないだろうか。
最近活躍している若い三浦、水本、住田の成長もますます楽しみだ。
それを残り10試合期待したい。

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